もちろん、私は日本人なんですが、日本語って世界的に見ても難しい言語と言われているようです。「でも私、日本人!」結構勘違いして使っている尊敬語多いようなんです。しかも敬語と尊敬語は一緒と思っていたあなた!私と一緒ですっ!敬語は、「尊敬語」「丁寧語」「謙譲語」まとめた総称です。今回は、本日のビジネスマナー訓練の中からいくつか紹介したいと思います。
目次
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普通だと思っていたその尊敬語……。実は……。
- 尊敬語理解度チェック!!
- 理解度チェックのこたえ
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まとめ
普通だと思っていたその尊敬語……。実は……。
こんにちは!職業指導員の上野です。
本日木曜日の3時限目はビジネスマナーの訓練でございます。いきなり、敬語を意識……。
いやぁ~「ことば」って難しいですよね?特に尊敬語……。自分では当たり前だと思って使っている尊敬語が実は間違いだった。なんてこと「あるある」です。
ほとんどの場合、その間違いに気づかないこと多いですよね?。本日のビジネスマナー訓練の中から間違いやすい尊敬語をチョイスしてお届けしたいと思います。
「尊敬語」理解度チェック!!
どちらの尊敬語が正しいと思いますか?どれも聞いたことのある尊敬語だと思いますが、どちらか一方は間違い。または、違和感を感じます。さぁ、力だめしにチャレンジしてみましょう。下に解答があります。
- どうぞ、おかけになってください。
- どうぞ、お座りください。
- こちらでよろしいでしょうか?
- こちらでよろしかったでしょうか?
- お求めになりやすい商品です。
- お求めやすい商品です。
理解度チェックのこたえ
こちらに解答を解説を載せました。私もビジネスマナーの訓練に参加して「へぇ~!」と思うところが多々ありました。みなさんは、いかがでしたか?
- どうぞ、おかけになってください。
- どうぞ、お座りください。
お座りくださいという表現も正しいように思えますが、「お座り」という表現は動物への命令にも聞こえることから、「おかけになってください」という表現が基本なんだそうです。「お座りください。」って言ったことあるなぁ~。ってことをふと思い出しました。
理解を深めるために、こんな光景を想像すると分かりやすいかもしれません。
散歩中の犬に「お座り!」「ほらポチお座りだよ!」「もう!なんでポチお座りできないの?」なんて想像したら、「おかけになってください」が自然に感じるかもしれません。
- こちらでよろしいでしょうか?
- こちらでよろしかったでしょうか?
こちらの表現はよく聞く表現ですね。あるファミレスで注文したら、店員さんが、「こちらのハンバーグAセットでよろしかったでしょうか?」と言われたことありませんか?かなりの頻度で聞く表現かもしれません。こちらは、「~よろしかったでしょうか?」という表現が気になってしまうんですね……。
この「~よろしかったでしょうか?」は文法的には問題ないらしいんですっ!これ意外っ!ご注文を聞きましたという表現とその確認をしていますという表現を考えると「~よろしかったでしょうか?」は間違いでないと……。
しかし、根拠は何もないけど、違和感を感じるのも事実。ということで、特に一部のサービス業界では、自主的に以上の表現を「~よろしいでしょうか?」に統一する傾向にあるようです。つまり、どちらも正解だけど、違和感があるので、「~よろしいでしょうか?」に統一するというのが正解です。
- お求めになりやすい商品です。
- お求めやすい商品です。
こちらの表現では、「どうして?」という感じですよね?正直どちらでもいいように思います。これは、文法的に間違いなんだそうです。
そもそも「お求めやすい」は「お求め」「~しやすい」がくっついているものですので、「~しやすい」を入れずに考えるとわかりやすいかもしれません。
例えば「読む」という単語を尊敬語にすると、「お読みになる」です。また、「来る」を尊敬語にすると「お見えになる」です。この共通点は、「お読み」や「お見え」の後に「に」がつくところです。尊敬語では、「お〇〇〇になる」という決まりがあります。
それでは、「買う」はどうでしょう。「お求めになる」です。これに「しやすい」をくっけると、「お求めになりやすい」という風になるのです!
まとめ
そもそも尊敬語を勉強をしようと思いませんでしたが、このようにビジネスマナーを通じてきっかけがあると、意外とためになるものです!今回の尊敬語の訓練のおかげで、すこし自分が成長したように感じたのは言うまでもありません。明日から使ってみたいと思います。