こんにちは、職業指導員の上野です。先日、初心者向けのエクセル訓練を行いました。その訓練で説明した「シリアル値」について紹介したいと思います。エクセルのセルに日付入力する際には、この「シリアル値」を入力する必要があり、これを応用することも可能です。特別な入力でない限りは、「シリアル値」を意識した日付入力をしましょう。
目次
-
「シリアル値」とはなんですか?
- 日付入力の「/」(スラッシュ)と「-」(ハイフン)
- まとめ
「シリアル値」とはなんですか?
エクセルを勉強しはじめのころ、エクセル初心者本やエクセルの使い方参考書にある横文字やカタカナが多くてなかなか頭に入らなかった経験があります。エクセルってなんでこんなに初心者に複雑なんだろうと思ったことも……。そういう壁に直面している方には、この「シリアル値」は数あるエクセルの知識の理解で苦しむ部分だと思います。
そもそも「シリアル値」とはなんでしょうか?
「シリアル値」とは、簡単に言えばただの数字です。1900年1月1日を「1」を数えて、本日がその日から数えて何日目かということでエクセルは日付を認識しています。エクセルにとっては、この「シリアル値」のおかげで日付や時間、曜日を認識しているのです。エクセルを操作している途中で42326など表示されたことありませんか?これは、1900年1月1日から42326日目という考え方になります。
日付入力の「/」(スラッシュ)と「-」(ハイフン)
日付を入力するときに、どのように入力しますか?たとえば、11だけ入力してもエクセルはそれが、日付だとわかりません。また、隣のセルに「月」と入れても人間は、11月?と判断できますが、エクセルは、それぞれのセルに「11」と「月」が入っているという認識です。
日付を入力するには、11/25というように、「/」(スラッシュ)や「-」(ハイフン)を使います。これらは、半角で入力する必要があります。
※ちなみに全角で入力した場合は、「/」は「・」になり、入力できませんが、Excel2010で試すと、11-26のように全角で入力しても日付に変わりました。不思議……。
まとめ
いかがでしたでしょうか?エクセルに日付を入力することはよくあると思います。なるべく日付「シリアル値」として入力してあげることで、計算などできるようになりますから便利です。それぞれのセルに11や月を入力せずに、1つのセルの中に「/」(スラッシュ)や「-」(ハイフン)を使って例えば、11/28のように日付を入力するようにしましょう。エクセルの使い方や初心者向けの訓練も合わせてやっています。エクセルの基本や単語を知らないだけで先に進めないことも……。安心してください!あるてぃーではそれが学べます!