1日のセルフトークは6万回!
一説によりますと、人間が1日に行っている「思考」というのは、およそ6万回だそうです。
驚くべき回数です。そしてその中でも、いわゆるネガティブと呼ばれるような思考、例えるなら「私ってだめな人間だな」とか「なんで、あんなミスしてしまったんだろう」といった類の思考というのが、およそ8割ぐらい、4万から5万回ぐらいの再生数をほこっているようです。
人間の思考というのは、何からできているのかというと、まさに「言葉」なのです。
なので、自分が発した言葉(脳内再生したことも、発したことと同じなので)によって、自分の未来のありさまを決定づけてしまったり、強化しているというわけです。
にんげんは、「ことば」という高度な伝達・共有法を獲得したことによって便利にはなったかもしれませんが、自分自身を苦しめ得る、諸刃の剣になってしまったようです。
アファメーションってなんだろう?
アファメーションというのは、「肯定的な自己宣言」のような意味合いで、先のネガティブなセルフトークではなく、ポジティブなセルフトークを行うことによって、簡単にいうと、善き未来を作ったり、成功に導く思考習慣を作り上げていくというものです。
人間は2つのことを同時に考えることができないので、嬉しいことと同時に悲しいことを想起できないし、ネガティブとポジティブを同時に想起できないので、一方の時間を長くすることによって、一方を想起する時間が消えるということです。
自分でも作れるアファメーション文
アファメーションを唱える文章やことばは自分でも作ることができます。
その時気をつけたいのは、いくつかの効果的なルールに則ってつくったほうがよいということです。
脳機能学者でもある苫米地英人博士が言っているルールをいくつか引用したいと思います。本当は11個あるようですが、私が特に重要かなと思うものを3つ挙げます。
詳しくは、リンクを貼りますので読んでみてください。
- 肯定形で書く
- 情動を表す言葉を入れる
- すでに達成している内容にする(臨場感)
おすすめのアファメーション2選
自分でつくるよりも、すでにあるものを利用してもよいでしょう。
私のおすすめは2つ 、Youtubeにもありますので、朝の時間など、聴きながら復唱するのもよいでしょう。
①インドのパラマハンサ・ヨガナンダの「成功の黄金律」から
②フランスの薬剤師でアファメーションの父であるエミール・クーエのアファメーション
習慣化が一番大切
長い間かけて形成してきた悪しき思考習慣を変化させるには、長い時間をかけながらゆっくりと善い思考習慣をおこなっていくことがよいとおもいます。
そういう意味で、いま苦しんでいる人を助ける対症療法ではないかもしれませんが、ゆっくりと時間をかけてビリーフシステムや信念体系、認知体系を変えていくという根治療法になるかもしれません。
ゆるやかにおこなって、よりよい人生を作っていきましょう。