3つの主要な症状(①不注意、②多動性(過活動)、③衝動性)があるが、全部が揃っていることでADHDの条件を満たすわけではない。たとえば、不注意性が優位であったり、多動性が優位であったりなど。
また、下のような症状は、いわゆる定型発達と呼ばれる人の中にも少なからずみられるものであり、症状の幼年期からの継続性や、バランスを超えて過度なものなどをみられる。
①不注意のおもな症状。
- 簡単に気をそらされる、ケアレスミスする、物事を忘れる。
- ひとつの作業に集中し続けることが難しい。
- その作業が楽しくないと、数分後にはすぐに退屈になる。
②過活動のおもな症状。
- 静かに座っていることができない。
- 絶え間なく喋り続ける。
- 無言で身体を動かさずにいることができない。
③衝動性のおもな症状
- 無目的に喋り続ける。
- 他者の発言を遮って喋る。
- 自分の話す順番を待つことが出来ない。
ビバンセはプロドラッグと呼ばれ、体内に吸収された後にアンフェタミンに変化します。ゆっくり体内で代謝され効果が長時間続くということです。アンフェタミンは脳の中枢神経を刺激して脳内のドパミンの再取り込み口を塞いでドパミンの濃度を高めます。
リスデキサンフェタミンは名前の中に、アンフェタミンが入っているように覚せい剤の原料の一種ですが、プロドラッグであるビバンセは急激に血中濃度が上がらずに、ゆっくりと効果が長時間続くようになっています。